ベニヤ板に塗り壁を塗る|壁に触れずに塗り壁を楽しむ方法

ベニヤ板や合板に塗り壁材を塗る方法をまとめました。板の選び方、水性シーラーが必要な理由、反りを防ぐ3つのコツ、910×1820mmの板1枚に必要な袋数と金額、塗り終わった板の置き方まで解説します。

ベニヤ板に塗るという選択|デコれるウォールのコラム

塗り壁をやってみたいけれど、家の壁そのものに手を入れるのはためらう。そんなときに、ベニヤ板に塗ってしまうという方法があります。板なら失敗しても差し替えられますし、模様替えのときに動かせます。気に入らなければ外せばいい、という気軽さが最大の利点です。

この記事でわかること

  • 板に塗り壁材を塗るときの、板の選び方
  • ベニヤ板にシーラーが必要な理由
  • 板1枚(910×1820mm)に必要な袋数と金額
  • 反りを防ぐコツと、塗った板の置き方

なぜベニヤ板に塗るのか

  • 壁に手を入れずに済む:家の壁はそのまま。板だけで完結します
  • 動かせる:模様替えのときに位置を変えられます。引っ越し先に持っていくこともできます
  • 小さく試せる:いきなり6㎡ではなく、1枚1.65㎡から。2袋・6,600円です
  • 作業しやすい:床や台の上に寝かせて塗れるので、垂れる心配がありません。腕も疲れません
  • 失敗が怖くない:気に入らなければ、その板だけやり直せます

はじめて塗り壁に触れる人が、手ざわりと発色を確かめるための1枚としても向いています。

ベニヤ板の選び方

板の種類 扱いやすさ 備考
シナベニヤ ◎ 表面が平らで塗りやすい。厚み9mm以上を推奨
針葉樹合板(構造用合板) ○ 安価。表面の凹凸や節が仕上がりに出ることがある
MDF ○ 表面はいちばん平ら。水分に弱いのでシーラーを厚めに
石膏ボード △ 塗れるが割れやすく重い。持ち運ぶ用途には向かない
薄いベニヤ(4mm以下) × 反りやすい。大きいサイズでは避ける

ホームセンターでは910×1820mm(いわゆるサブロク板)が標準サイズで、多くの店でカットサービスがあります。運搬や作業のしやすさを考えると、910×910mm に半分に切ってもらうのが現実的です。この場合は約0.83㎡なので1袋で足ります。

ベニヤ板にはシーラーが必要です

デコれるウォールがそのまま塗れるのはビニールクロスの上です。ベニヤ板や合板はクロスとは違う下地なので、市販の水性シーラーを塗ってから塗り壁材を塗ってください。塗らないと、板が水分を吸って乾きがまだらになったり、木のアクが浮いて色が変わったりすることがあります。シーラーもホームセンターで手に入ります。

必要な量と金額

板のサイズ 面積 袋数 金額(税込)
910×1820mm(サブロク板1枚) 約1.65㎡ 2袋 6,600円
910×910mm(半分) 約0.83㎡ 1袋 3,300円
600×450mm(小さな飾り板) 約0.27㎡ 1袋で3枚以上 3,300円

※デコれるウォールは1袋(1kg)で約1.5㎡が目安です。厚く塗ったり模様をつけたりすると必要量は増えます。水と混ぜたものは保存できないため、1回の作業分だけ練ってください。

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塗る手順

  1. 板を平らな場所に寝かせる:床に新聞紙やブルーシートを敷き、その上に板を置きます。ベランダや土間があればなお作業しやすいです
  2. 表面のホコリを払う:切り口の木くずが残っていると密着が悪くなります
  3. 水性シーラーを塗る:製品の指示どおりに塗り、指示された時間しっかり乾かします
  4. 塗り壁材を練る:1袋(1kg)に水道水1〜1.2Lを入れて混ぜます。粉は非常に軽く舞うのでマスクを着用し、換気してください。色付きは全体をよくかき混ぜないと色ムラの原因になります
  5. 塗る:ゴム手袋をした手で、板に擦りつけるように広げます。寝かせているので垂れません。コテやスポンジで模様もつけられます
  6. 平らなまま乾かす:立てかけて乾かすと反りやすくなります。硬化は通常24時間(夏場は12時間ほど)、完全硬化まで約1週間です

反りを防ぐ

板の片面だけに水分を含んだ材料を塗るので、乾く過程で反ることがあります。次の3つで大きく変わります。

  • 厚み9mm以上を選ぶ:もっとも効きます
  • 裏に桟を打つ:角材を縦か横に2本、木工用ボンドやビスで留めておくと反りにくくなります
  • 寝かせて乾かす:平らな場所に置き、完全に硬化するまで動かさない

塗った板の置き方

  • 壁に立てかける:いちばん手軽です。倒れないよう、下に滑り止めを置くか家具で押さえます
  • 突っ張り式の柱に固定する:ディアウォールやラブリコなどの製品で、天井と床の間に柱を立てて板を留めます。壁に穴をあけずに済みます
  • 家具の上に置く:チェストやカウンターの上に立てかけると、背面のアクセントになります
  • 小さい板を並べる:600×450mmくらいの板を5色で作り、並べて飾る使い方もできます

※大きな板は倒れると危険です。小さなお子さまやペットのいるご家庭では、必ず固定してください。

賃貸にお住まいで壁そのものを塗ることを検討している場合は、先に賃貸の壁に塗り壁は塗れる?原状回復のルールと確認することをご確認ください。

まず1面から シラスの塗り壁を1袋(3,300円)から試す 南九州のシラスを主成分にした自然素材の塗り壁材。1袋1kgで約1.5㎡、壁紙の上からそのまま塗れます。部屋ぜんぶでなく、1面だけでも印象は変わります。

よくある質問

ベニヤ板に塗り壁材は塗れますか?

塗れます。ただしベニヤ板はビニールクロスとは違う下地なので、市販の水性シーラーを塗ってから塗り壁材を塗ってください。シーラーなしだと吸い込みやアクによってムラや変色が出ることがあります。

板1枚にどれくらいの量が必要ですか?

ホームセンターで一般的な910×1820mmの板は約1.65㎡です。デコれるウォールは1袋(1kg)で約1.5㎡なので、2袋(6,600円)を見ておくと足ります。

どんな板を選べばよいですか?

シナベニヤや針葉樹合板など、表面が比較的平らな合板が扱いやすいです。厚みは9mm以上あると反りにくくなります。MDFや石膏ボードでも塗れますが、いずれもシーラーが必要です。

板が反ってしまうことはありますか?

あります。水分を含んだ材料を片面だけに塗るため、薄い板ほど反りやすくなります。厚み9mm以上を選ぶ、裏側に桟を打つ、乾かすときは平らな場所に寝かせる、といった対策が有効です。

塗った板はどう置けばよいですか?

壁に立てかける、突っ張り式の柱(ディアウォールやラブリコなど)に固定する、家具の上に載せるなど、壁に穴をあけずに置く方法があります。大きな板は倒れないよう固定してください。

まとめ

板に塗るなら、シナベニヤの9mm以上を選び、水性シーラーを塗ってから。910×910mmなら1袋3,300円、サブロク板1枚でも2袋6,600円です。寝かせて塗り、寝かせたまま乾かす。これだけで反りはほぼ防げます。

道具は塗り壁DIYの道具リスト、下地ごとの扱いは砂壁の上から塗り壁は塗れる?にまとめています。

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