壁紙の上から塗れる塗り壁DIY|道具・手順・必要な量と費用をやさしく解説

壁紙の上から塗れる塗り壁で、クロスをはがさずに部屋の壁を塗り替える方法をまとめました。必要な道具と養生のコツ、4ステップの塗り方、1袋で塗れる面積と費用の目安、乾燥時間や作業時の注意点まで解説します。

壁紙の上から塗れる塗り壁DIYの手順|デコれるウォールのコラム

壁紙の上から塗れる塗り壁なら、クロスをはがさずに部屋の雰囲気を変えられます。特別な下地処理も要らず、道具をそろえれば週末の半日で1面を塗り替えることも可能です。この記事では、はじめての方に向けて、準備する道具・4ステップの塗り方・必要な量と費用の目安・作業時の注意点までをまとめました。

この記事でわかること

  • 壁紙(クロス)をはがさずに塗れる理由と、塗れない壁の見分け方
  • そろえておく道具と、失敗しにくい養生のしかた
  • 塗る面積から必要な袋数と費用を計算する方法
  • 乾燥時間や換気など、作業前に知っておきたい注意点

壁紙の上から塗れる塗り壁とは?

塗り壁というと、下地をつくって左官職人が仕上げるイメージがあるかもしれません。一方で、近年のDIY向け塗り壁材には、既存のビニールクロスの上からそのまま塗れるタイプがあります。水で練って壁に塗るだけなので、道具と養生さえ用意すれば、住みながらでも少しずつ進められます。

クロスをはがさなくていい

壁紙をはがす作業は、量が多く、下地を傷めるリスクもあります。上から塗れるタイプなら、この工程を丸ごと省けます。デコれるウォールの場合も、スイッチプレートや床を養生したら、そのまま塗りはじめられます。

塗れる壁・塗れない壁

場所・下地 可否 ポイント
室内のビニールクロス そのまま塗れる はがれや浮きがある部分は、先に補修しておく
クロス以外の壁(合板・石膏ボードなど) 下地処理が必要 市販の水性シーラーを塗ってから施工する
外壁・屋根 使用できない デコれるウォールは室内専用。屋外には使わない
賃貸住宅の壁 要確認 原状回復が難しいため、管理会社やオーナーに事前確認

塗り壁材そのものの種類(漆喰・珪藻土・シラス)で迷っている方は、漆喰・珪藻土・シラス壁の違いと選び方もあわせてご覧ください。

準備するもの(道具と材料)

そろえる道具は多くありません。100均で足りるもの・ホームセンターで選びたいものの線引きは、塗り壁DIYの道具リストにまとめています。

必要な道具はホームセンターでもそろいますが、はじめての方は道具一式が入ったスターターキットが手軽です。

道具 使いみち
塗り壁材 本体。塗る面積から必要な袋数を計算する
バケツ・計量カップ 水と混ぜる。1袋ずつ練るので大きすぎないものでよい
ゴム手袋 手で塗るときに必須。素手では作業しない
コテ 模様をつけたいときや、平らに伸ばしたいときに使う
マスキングテープ・マスカーテープ スイッチまわりや床の養生に使う
マスク 粉が舞いやすいので、混ぜるときに着用する

ゴム手袋をした手で、壁紙の上から塗り壁材を塗り広げている様子

DECOREL WALL 道具一式がそろったスターターキット 塗り壁材2袋(約3㎡分)とバケツ・ゴム手袋・コテ・計量カップ・養生テープのセット。届いたら水を用意するだけで始められます。

壁紙の上から塗る手順は4ステップ

1. 壁を養生する

スイッチプレートやコンセントなど塗りたくない箇所をマスキングテープで、床はマスカーテープで覆います。養生は広めにしておくと、あとの掃除がぐっと楽になります。

2. 水と混ぜる

バケツに塗り壁材を開け、水を加えて手でしっかり混ぜます。デコれるウォールは1袋(1kg)に対して水道水1〜1.2Lが目安です。色付きの商品は、色ムラを防ぐために全体をよく混ぜてください。練ったものは保存できないので、1回で使い切れる量だけ混ぜるのがコツです。

3. 塗る

ゴム手袋で材料をすくい、そのまま壁に塗っていきます。最初は壁に擦りつけるように薄く伸ばすのがコツです。全体に行き渡ったら、二度目で厚みをそろえます。コテやスポンジを使えば、好みの模様をつけることもできます。

4. 乾かす

塗り終わったら、換気をしながら乾かします。デコれるウォールは通常24時間ほどで硬化し(夏場は約12時間)、完全に硬化するまでは1週間ほどかかります。乾くまでは家具を壁に寄せないようにしましょう。

手順の詳しい写真と動画は、ご使用方法のページでも紹介しています。

必要な量と費用の目安

面積から袋数と費用を逆算できる早見表は、塗り壁の必要量と費用の早見表にまとめました。送料で損をしない買い方も載せています。

塗る面積がわかれば、必要な袋数はすぐに計算できます。デコれるウォールは1袋(1kg)で約1.5㎡が目安です。

塗る場所の目安 面積 必要な袋数 材料費の目安(税込)
トイレの壁1面・お試し 約3㎡ 2袋 6,600円
アクセントウォール1面(幅2.5m×高さ2.4m) 約6㎡ 4袋 13,200円
6畳の部屋の壁2面 約10㎡ 7袋 23,100円
6畳の部屋の壁すべて 約20㎡ 14袋 46,200円

※追加パック1袋3,300円(税込)で計算した目安です。塗る厚みや模様のつけ方によって必要量は変わります。

計算がめんどうなときは

色と広さを選ぶだけで必要な袋数と合計金額を自動で計算できるページも用意しています。必要な量を計算する

失敗しないための5つのコツ

乾かし方の詳細は塗り壁DIYの乾燥時間、万一ひびが入ったときの直し方はひび割れの原因と補修で解説しています。

  • 養生は広めに:床や巾木は多めに覆っておくと、仕上がりがきれいに見えます。
  • 少量ずつ練る:一度に大量に練ると、塗り切る前に硬くなってしまいます。
  • 最初は擦りつけるように:薄く下塗りしてから重ねると、ムラになりにくくなります。
  • 厚みをそろえる:厚く塗りすぎるとひび割れの原因になります。
  • 乾燥中は換気する:風通しをよくすると、硬化がスムーズに進みます。

作業前に知っておきたい注意点

自然素材の塗り壁材は、扱いそのものは難しくありませんが、いくつか守りたい点があります。

  • 粉が舞いやすいため、混ぜるときはマスクを着用し、換気してください。
  • デコれるウォールは水と混ざるとアルカリ性(pH12〜13)になります。必ずゴム手袋を着用し、目に入った場合はすぐに清浄な水で洗い流して医療機関を受診してください。
  • 一度水で練ったものは保存できません。
  • 天然素材のため、多少のはがれやひび割れが起きる場合があります。
  • 使い終わった材料は産業廃棄物にあたります。お住まいの市町村の規定に沿って廃棄してください。

なお、室内の仕上げ材は、建築基準法でホルムアルデヒドの発散量に応じて等級分けされ、使用面積が制限される場合があります(国土交通省「シックハウス対策に係る技術的基準」)。市販の塗り壁材を選ぶときは、等級の表示も確認しておくと安心です。

よくある質問

賃貸でも壁紙の上から塗れますか?

塗った壁を元の状態に戻すのは難しいため、賃貸住宅で使う場合は、事前に管理会社やオーナーに確認してください。

乾くまでどのくらいかかりますか?

デコれるウォールの場合、通常24時間ほどで硬化します(夏場は約12時間)。完全に硬化するまでは1週間ほどかかります。

塗りムラが出ても大丈夫ですか?

手で塗ったときのムラは、塗り壁ならではの風合いになります。均一に仕上げたい場合はコテを使い、同じ方向に伸ばすときれいに仕上がります。

外壁にも使えますか?

デコれるウォールは外壁や屋根には使用できません。室内の壁・天井に使ってください。

6畳の部屋だと何袋必要ですか?

1袋(1kg)で約1.5㎡が目安です。6畳の部屋なら、壁のみ(約20㎡)で約14袋、壁と天井(約30㎡)で約20袋が目安です。

まとめ

壁紙の上から塗れる塗り壁は、クロスをはがす手間がいらないぶん、DIYのハードルが大きく下がります。養生を丁寧にして、少量ずつ練りながら塗り進めれば、はじめてでも1面を仕上げられます。まずはトイレや玄関など、小さな面から試してみてください。

デコれるウォールは、南九州の火山灰「シラス」からつくったシラスバルーンを主成分にした、自然素材の塗り壁材です。全5色から選べ、道具一式がそろったスターターキットも用意しています。

全5色から選べます デコれるウォール(1kg・約1.5㎡分)を見る ナチュラル・グレー・ピンク・イエロー・ブルーの5色。道具をお持ちの方は、塗り壁材だけの追加パックが便利です。

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