トイレの壁をDIYで塗り壁に|狭い場所の養生と2袋でできる手順

トイレの壁を塗り壁にDIYする手順。壁1面なら約3㎡・2袋6,600円です。便器やタンクまわりの養生のしかた、狭い場所で塗るコツ、水がかかる場所の注意点までまとめました。

トイレの壁を塗り壁にする|デコれるウォールのコラム

塗り壁DIYを「まずどこかで試したい」と考えたとき、トイレはいちばん現実的な場所です。面積が小さく、家具を動かす必要がなく、2袋・6,600円から始められるからです。一方で、便器やタンクという動かせないものがあり、養生の難易度だけは他の部屋より高くなります。この記事では、その養生を中心に手順を整理します。

この記事でわかること

  • トイレの壁の面積と、必要な袋数・金額
  • 便器・タンク・手洗いまわりの養生のしかた
  • 狭い場所で塗るときのコツ
  • 塗らないほうがよい場所

トイレの壁は約3㎡から。2袋・6,600円

一般的な戸建て・マンションのトイレは、幅0.8〜1.2m、奥行き1.2〜1.6m、天井高2.4m前後です。塗る範囲ごとの目安は次のとおりです。

塗る範囲 広さの目安 袋数 金額(税込)
正面の壁1面 約3㎡ 2袋 6,600円
正面+側面1面 約6㎡ 4袋 13,200円
壁4面すべて 約10㎡ 7袋 23,100円

※ドアや窓、手洗いカウンターがある面は、その分を引いて計算してください。塗れる面積(1袋あたり約1.5㎡)は目安です。

いちばん手軽なのは正面の壁1面だけです。便器に座ったときに正面に来る壁、あるいはドアを開けたときに目に入る壁。ここだけで印象は十分に変わりますし、2袋なら失敗しても痛手が小さく済みます。

道具を持っていない方へ 道具もそろうスターターキット(11,000円) 塗り壁材2袋(約3㎡分)に、バケツ・ゴム手袋・コテ・計量カップ・養生テープが付いたセット。届いたら水を用意するだけで、その日から塗りはじめられます。

養生が8割。トイレで守る場所

トイレの塗り壁は、塗る時間より養生の時間のほうが長くなります。狭いぶん、材料が跳ねたときの被害範囲が広いためです。順番に押さえていきます。

守る場所 使うもの ポイント
便器・タンク マスカーテープ 上から丸ごと覆う。壁との境目はマスキングテープで押さえる
床 マスカーテープ 巾木の上ぎりぎりまで。狭いので足元が汚れやすい
ペーパーホルダー 外すか、マスキングテープ 外せるなら外したほうが早い
手洗い・水栓 マスカーテープ 金具に付くと落としにくい
換気扇・照明 マスキングテープ 換気扇は回したまま作業するので、枠だけ守る
ドア枠・巾木 マスキングテープ 縁が決まると仕上がりがきれいに見える

タンクの裏は無理をしない

手の入らない場所を塗ろうとすると、材料が垂れて便器に落ちたり、体勢を崩して壁をこすったりします。見える範囲までと割り切ってください。タンクの陰は、使っていて気になることはほとんどありません。

トイレの狭さに合わせた塗り方のコツ

  • バケツは外に置く:トイレの中にバケツを持ち込むと、体の向きを変えるたびに当たります。ドアの外に置き、コテ板や小さめの容器に取り分けて持ち込みます
  • 上から下へ塗る:垂れた材料を下の作業でならせます。逆にすると、仕上げた面に垂れます
  • 体の入る面から先に塗る:最後に自分が立つ場所が残るように、奥から手前へ順番を決めておきます
  • 1面ずつ仕上げきる:途中で中断すると、乾き際が線になって残ります。2袋ぶんなら一気に塗りきれます
  • 濡れ雑巾を手元に:はみ出した材料は、乾く前なら拭き取れます

塗る前に確認すること

  • 下地:ビニールクロスの上には直接塗れます。それ以外の下地(石膏ボード、砂壁、ベニヤ板など)には市販の水性シーラーが必要です。下地ごとの扱いは砂壁の上から塗り壁は塗れる?にまとめました
  • 水がかかる場所は避ける:手洗いのまわりや便器のすぐ際など、水が直接かかる部分は塗らずに残すか、腰壁で区切ってください
  • 換気:粉体は無風でも舞います。マスクを着用し、換気扇を回して扉を開けた状態で作業してください
  • ゴム手袋:水に触れるとアルカリ性を示すため、必ず着用してください
  • 硬化まで触らない:硬化は通常24時間(夏場は12時間ほど)、完全硬化までは約1週間。その間は強くこすらないでください

賃貸のトイレの場合

賃貸にお住まいの場合、塗り壁は原状回復の対象になります。契約書を確認し、必要であれば管理会社にご相談ください。くわしくは賃貸の壁に塗り壁は塗れる?原状回復のルールと確認することで説明しています。

壁そのものに手を入れたくない場合は、ベニヤ板に塗り壁を塗る方法もあります。板に塗って立てかける、あるいは既存の壁の手前に置くというやり方です。

まず1面から シラスの塗り壁を1袋(3,300円)から試す 南九州のシラスを主成分にした自然素材の塗り壁材。1袋1kgで約1.5㎡、壁紙の上からそのまま塗れます。部屋ぜんぶでなく、1面だけでも印象は変わります。

よくある質問

トイレの壁を塗るのに塗り壁材は何袋必要ですか?

正面の壁1面(幅1.0〜1.2m×高さ2.4m)なら約3㎡で2袋、6,600円(税込)が目安です。4面すべてを塗る場合は約10㎡になり、7袋ほど必要になります。

便器を外さないと塗れませんか?

外す必要はありません。便器やタンクをマスカーテープで覆い、壁との境目をマスキングテープで押さえれば、そのまま塗れます。タンクの裏など手が入らない部分は無理に塗らず、見える範囲までにとどめるのが現実的です。

トイレの壁紙の上からそのまま塗れますか?

ビニールクロスであれば、はがさずそのまま塗れます。クロス以外の下地に塗る場合は、市販の水性シーラーを塗ってからご使用ください。

手洗いや便器の近くも塗って大丈夫ですか?

水が直接かかる場所は避けてください。手洗いのまわりや便器のすぐ際は、水はねで傷みやすくなります。そこだけ塗らずに残すか、既存の腰壁などで区切ると長持ちします。

作業中の換気はどうすればよいですか?

粉体は非常に軽く舞いやすいため、マスクを着用し、換気扇を回して扉を開けた状態で作業してください。トイレは狭く空気がこもりやすいので、換気は特に意識してください。

まとめ

トイレの正面1面なら約3㎡・2袋・6,600円。養生に時間をかけ、バケツは外に置き、上から下へ一気に塗りきる。水がかかる場所だけは避ける。これで最初の1面としては十分です。

何をどれだけ買えばいいかははじめての方へに早見表をまとめています。道具は塗り壁DIYの道具リストをご覧ください。

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